リーバイス ツーホースマークパッチ

リーバイスの象徴、とも言えるツーホースマーク。
馬が二頭引っ張っても破れないというリーバイスの自身の程と品質の高さを象徴したものである。
このリーバイスツーホースマークが登場するのが1866年。ここからツーホースマーク付きのタイプのリーバイスパッチの歴史が始まる。
このツーホースマークがリーバイスおなじみのパッチ(=レーベル)に登場する以前は、文面が型押しされた、やや幅の狭い革パッチだった。

パッチによるリーバイスファンの見所はやはり「XX」だろう。
リーバイス501に関しては'67年、遂にXX表記は無くなり、現在の様な「501」表記のみになった。(但しその期には混乱を招かぬよう、501のロッドの上に501XXを小さく記入されていた)
XX=ステイタスはここから始まった。
リーバイスを愛用し始めた頃、よく分らなくとも、「501XX」とパッチに刻まれたリーバイスを履く事は最高のステイタスであった。こういうリーバイスファンは数多くいるであろう。

「リーバイス501XX」のステイタスはこのパッチがあってこそ。
リーバイスと聞いて即座にこのツーホースマークを思い浮かべるリーバイスファンは俺だけじゃないだろう。
ツーホースマークの象徴と歴史、そしてステイタスが刻まれたリーバイスパッチはやはりザ・リーバイスとも言えるものなのだ。

リーバイス501 フラッシャー

リーバイスの未使用品には必ずフラッシャーが付けられている。これもまたリーバイスファンにはこだわりの一つ。リーバイスを購入する度カードのように集めていることも。
リーバイスのこだわり、リーバイスイズムがこのフラッシャーにもあらわれている。

リーバイスフラッシャー、そのスタートは'37年から。
まずは戦前のタイプだが、フラッシャー下部が水平な形となっている。リーバイス501の、まさにコレクターズアイテムと言えよう。しかし、この頃のリーバイスフラッシャーをお目にかかることは余りないであろう。
これがステッチになぞるような今のリーバイスでもおなじみのアーキュエイト型に変わるのは、'40年年代初旬である。
しかし、この形のリーバイスフラッシャーになっても年代により細かい相違はある。
例えば、戦後、リーバイスフラッシャーはThis Red White〜の文字で始まり、リーバイスLEVI'Sのロゴに登録商標のRが入り、ALL COTTONの文字となる。
それが'60年代初めのリーバイスフラッシャーとなると、文字はA Color〜で始まるタイプへ、SHRINK〜の文字が入る'70年以降もこれはしばらく続く形となったりする。

フラッシャーは単なる商品札ではなく、フラッシャーという一つの形の中にもリーバイスの一つの時代を表す目安にもなっているのであり、またリーバイスを感じる一つのシンボルとまで昇華されているのだ。

リーバイス RED TAB

 リーバイスのパッチといえば、2頭の馬が引いても破れないという自信の現れ「ツー・ホースマーク」。これと並びリーバイスの象徴が「レッド・タブ」。それは赤い布地にリーバイスと白い糸で刺繍され、リーバイスのパンツの右バックポケット内側に縫い付けられた赤い小さな布の事だ。それは象徴だけにリーバイスファンのこだわりの一つでもある。

 ポケットにレッド・タブを付けること自体がリーバイスの特許。1938年に商標登録され、赤い布地をつけること自体がリーバイスのシンボルだったので「リーバイス」の刺繍が無いものも作られ、取り付け位置も商標登録されている。

 レッド・タブ=リーバイス、そのきっかけは1人の女性の発案であった。リーバイスのマーケティングマネージャーだったクリス・ルシア。リーバイス着用者がどれだけいるかと趣味でもあるロデオ会場へ調査へ行った際に、どの人がリーバイスを履いているか、遠くからでも一目でリーバイスの商品だと分かるようにする、その意見を元に、1936年9月1日からレッド・タブ採用が始められた。

 リーバイス'36年型から付けられた最初期型のレッド・タブは、片面のみ文字が入る、いわゆる「片耳タブ」。
 通常、リーバイスビンテージショップなどで入手できるのは、古いもので30年代ぐらいの「リーバイス501XX」から60年代後期までのリーバイス501Eが主流。
 型耳タブのリーバイス501XXを持つ事を最高のステイタス基準にしているリーバイスファンも多いであろう。

 そして一つ、リーバイスのレッド・タブが1936年に開始、1938年に商標登録、ということは、レッド・タブに商標登録記号(R)がついていないレッド・タブ使用のリーバイス商品は、この期間にしか生産されていない極めてレアものということがお分かり頂けるだろう。

 しかし、価格のことを考えると、60年代後期から70年代中期までの「66」モデルが妥当だろう。
 リーバイス片耳レッド・タブは'50年代中頃まで活躍し、そして'50年代後半から'70年代型には両面に文字が入り、商標登録済みを表すRマークが加わった。その頃のリーバイス501XXが「66」モデルである。
 「66」モデルの特徴は、
・新品につく紙のタグ(フラッシャー)の一番下に「C1966」という表示がある
・トップボタンの裏に数字の「6」
・尻ポケットの口裏ステッチがシングルステッチが66年前期、チェーンステッチが66年後期
 等々ある。

 そして'71年以降、LEVISの大文字のEから小文字のeに変更され、現在に至るまでリーバイスの所以として使われているる。

 ポケットに付いたたった一つの小さなレッド・タブにもこのような歴史が込められている。リーバイスの誇りの一つ、それがレッド・タブなのだ。

リーバイスの創始者・リーバイ・ストラウスに思いを馳せる

ご存知の通り、リーバイスの誕生は、開拓時代の米国西部の金鉱で働く人々の声。「過酷な労働にも耐える、丈夫なパンツが欲しい」と要望に応えたのが、リーバイ・ストラウス&カンパニーが生み出した、耐久性のあるデニム地を使い、ポケットを金属のリベットで補強したジーンズ=リーバイス501だった。

組織は、それによって生み出されるものは、初代の精神に象徴される。
リーバイスジーンズが、リーバイス501を初代とし、そのシルエットを失わずさらにジッパータイプのリーバイス502、ブーツカットのリーバイス517、と多様に展開し、今でも伝統的なリーバイスディテールは受け継がれながら新たなリーバイスのアイテムが作られてゆくように。

リーバイスのコピーによると、多様化するマーケットの中で、リーバイスブランドをさらに発展させていくために、「リーバイスは、カジュアルウェアのプレミアムブランドである」ことを旨としている、という。
カジュアルウェアのカテゴリーでも、コストパフォーマンスを追求するブランド、あるいはファッション性を追求するブランドなど、ブランドごとに目指す方向性は大きく異なってきている。その中で、リーバイスはあくまでも、一貫した付加価値を持った“リーバイスという名のプレミアムブランド"を追求する、という意志表示だ。

プレミアムブランドとはリーバイスも言い切ったものだが、そう断言できるものがリーバイスにはあることにも反論の余地はない。断言できるものとは

○リーバイスという歴史がある、ということ。
今から150年以上も前にリーバイス501が生まれたのは前述の通り。

○リーバイスという名のパイオニアであること。
ジーンズというカテゴリーはリーバイスから始まった。

そのリーバイ・ストラウス&カンパニーの創業者、リーバイ・ストラウス。開業者の名前がそのまま「リーバイス(R)」というブランド名となったのは周知の事実。
創業当初は、衣服や生地、雑貨等を扱う雑貨卸事業を手掛けていた同社が、今では世界各国でビジネスを展開する世界有数のアパレルメーカーのひとつに成長している。
開拓者のために作ったリーバイスジーンズが、今では時代を越えて人々に愛される永遠のマストアイテムとなっている。
そのきっかけとなったのは、たった一つのリーバイス501。

開拓時代の真っただ中、開拓者のためにリーバイス501を作ったリーバイ・ストラウス。
そのパイオニア・スピリッツがリーバイスに流れている。
リーバイスを履くこと憧れ、それは未知への憧れなのかもしれない。

リーバイス501という「ブランド」

リーバイスというブランド、ではない。「リーバイス501」というブランドである。
ブランド、「焼印をつけること」を意味するbranderという古ノルド語から派生したものであるといわれている。ブランド品を身に着けている方がたくさんいるこの現代、ブランドというのはステイタスと同じ扱いを受ける。

「ブランド」の前に、リーバイスの中でも最初に開発されたリーバイス501はジーンズの「ルーツ」だ。
リーバイス501から始まる5ポケット型、リーバイスの象徴であるレッドタグ付というリーバイス・スタイル。1890年代にリーバイス501が誕生して以来伝統的に続いている以上、もはやそれは「原型」なのだ。
このジーンズの代名詞リーバイス501をなぜ「ブランド」と限定するのか。

大多数の人がリーバイス501復刻版を、「リーバイス501」として認知する。
かたや、リーバイス501ビンテージデッドストックを絶対的な存在としている熱狂的なリーバイスファンもいる。
タグまで誕生当初を完全に復元した限定生産の完全復刻版、リーバイス501−XXでなければリーバイス501として認めないという者もいる。
リーバイス501ノンウォッシュを絶対視と捉えることもあれば、リーバイス501ダークボディーで淡泊に利用されていることもある。リーバイス501の前でブラックジーンズを異常だとしているともある。

これらは、リーバイス501のオリジナリティを論点としている以上、千差万別。
リーバイス501のフロントは比翼仕立てのボタン仕様。リーバイス501専用デニム01。
リーバイス501にはジーンズのスタイルやディティールの全てが凝縮されていると言っていい。そのシンプルなたった一つの型の中で、さまざまな501ヴァリュエイションが歴史の中で派生した──
この型を持つものがリーバイス501であり、リーバイス501には新品もあり、デッドストックもある。

つまり、これらのさまざまなヴァリュエイションは、一つの「リーバイス501」という「焼印」を押された、ということなのだ。
本当の意味で、リーバイス501という名前は「ブランド」なのである。
だから、リーバイス501には、ブランドであるがゆえの、ステイタスが存在して当然なのだ、と考える。

リーバイスの歴史を再確認する

リーバイスが持つ「歴史の重み」というのを感じてみたい。

「ポケットを金属リベットで補強するというアイデアを思いついた仕立て屋のヤコブ・デイビズと共同でリーバイ・ストラウス&カンパニーが、「衣料品のポケットの補強に金属リベットを使用する方法」に関しての特許を取得した日、130年前の1873年5月20日はまさに“ジーンズの誕生日”なのです。」
一世紀以上経て、リーバイスは様々な年代の男女に愛される、世界共通のファッションアイテムとなっている。

「受け入れ幅」というのがある。
軸は変わらず貫き、流れに洗練された積み重ねを持つ。シンプルを失わず、多様さを包含する能力。
19世紀に誕生し、20世紀に大きく育ち、そして21世紀を迎えた今、リーバイス501に代表されるようなベーシックなブルージーンズだけでなく、デザインなどで趣向を凝らした、多様なリーバイスが店頭に溢れている。
これがリーバイスが持つ「歴史の重み」だと思う。

リーバイス ステイ トゥルー

2005年春のリーバイスのキャンペーンで「STAY TRUE(ステイ トゥルー)」が謳われたのはまだ記憶にあると思う。
このキャンペーンのテーマで言われていたのは、「リーバイス(R)が最もオーソドックスですべてのジーンズのオリジナルであるからこそ、穿く人自身の信念に正直でいられる自信を与える」。つまりは“本物”のジーンズ、それがリーバイスだということだ。
って、これらはリーバイス側の宣伝の謳い文句でしかない。
しかし、本物とは何だろうか。
過去の名作を復刻・再現したLevi's Vintage。
永遠の定番、全てのジーンズの原点にして頂点、Levi's 501 ORIGINAL BUTTONFLY。
リーバイス505や517といった、リーバイス501と共にリーバイスジーンズの中核を担う伝統品番。
今もずっと変わらず愛され続けるもの。
そして、今なおリーバイスがブランドである、その事実が全てを語る。
だから、素直にリーバイス=本物であり、リーバイス501=マストアイテムである、ということに納得していればいいのだ。

リーバイス501から始まり、リーバイス501に終わる。

高校生の時、リーバイス501を履くことはステイタスだった。
それから十数年経った今でも二十数本のリーバイスが私の部屋に大事に仕舞われている。
ブーツカットの最高傑作とも思えるリーバイス517。リーバイス605のスーパースリムも、他のフィット素材で作られた他のパンツの追随を許さない。
開拓時代の米国西部の金鉱で働く人々の声から生まれたリーバイスジーンズ。
「過酷な労働にも耐える、丈夫なパンツが欲しい」その要望に最初に応えたのがリーバイス。屋外で働く人々の作業着として誕生したジーンズ、それが今やメンズファッションを語る要素のひとつとして、リーバイスは絶対外せない。
このメンズファッションの一つの大トレンドに、リーバイスが、リーバイス501がオリジナルであり、パイオニアであるというのは変わらざる事実。その伝統的なディテールは受け継がれながらリーバイスのアイテムが作られている。
耐久性のあるデニム地を使い、ポケットを金属のリベットで補強しただけのものなのに、Levi straussとMARLBOLO、なぜ、この組み合わせはなぜ男心を強く強く惹き付けるのだろうか。
このブログでは、リーバイスの魅力を自分なりに語っていこうと思う。

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